結婚、子育て、人生設計…
結婚し、子どもができた時、多くの人がぶち当たる壁が「共働きか、専業主婦になるか」。
気持ちとしては、生れてきたばかりの子供と過ごしたいし、働くのもしんどいし…。
でも、旦那さんだけのお給料では将来的に厳しいし…と色々な悩みが付きまといます。
共働きと専業主婦どちらがいいのでしょう?またどちらが幸せなのでしょうか?
今回は、そんな疑問について考えさせられることがあったので、記事にしていきます。
専業主婦と共働きどっちがいいの?そして、どっちが幸せ?
結論から申しますと、
答えは『どちらが幸せかはそれぞれの暮らす環境や自分がどう生きたいかによる』です。
一昔前に比べると、大分女性も働きやすい職場環境のところも多くなってきましたが、それでもまだまだ、女性が仕事と子育てを両立しやすい社会とは決して言えない社会です。
そんな状況だとどうしても悩んでしまう問題ですよね。
では、共働きと専業主婦、どちらにどんなメリット・デメリットがあるのか比較していきたいと思います。
共働きのメリット・デメリットについて
共働きのメリットはなんと言っても、収入源が夫と妻2人になる事での金銭面での安心感ですよね。
単純に2馬力なので入ってくる収入が増えるということが言えます。
また、万が一どちらかが病気になったとしても、ある程度の収入は確保されるという安心感もあります。
ただし、社会保険料や保育園など子ども関係の支出が増えるということは付きまとってきます。
ここは忘れないようにしないとけませんね。
また、ママにとっては一日中子育てではなくなるため、育児に対してのストレス軽減に繋がるという方も多いですね。
やはり一日中、子育てとなるとホントに大変ですからね。そこは、外に出ることでリフレッシュにもなります。
ただ、逆に共働きによる『デメリット』もあります。
例えば、ご家庭によっては、共働きになるとお互いが忙しくなるため、家計の管理が行き届かず、貯蓄が増えにくくなるといった傾向もあるようです。
そして、共働きでいちばんのデメリットと言えば、やはり仕事と家事・育児の両立となります。
特に、パパよりママの方が大変な思いをされているご家庭が多いのが現実です。
家事育児に関しては夫婦でしっかり分担を話し合わないと、片方ばかり(特にママ)の負担が重くなり、夫婦関係のギクシャクに繋がる恐れもあります。
でも、ここはお互い仕事をしているので、しっかりと思いやりを持って、家事育児も分担すれば、相手の大変さも理解しやすく、メリットに変換していくこともできます。
専業主婦のメリット・デメリット
専業主婦のメリットとして、時間に余裕があるということや子供と一緒に過ごせるということが挙げられます。
- 家事に専念する時間
- 子どもや家族に向き合う時間
- 自分のための時間
時間の余裕があることで心にも余裕が生まれます。育児の面では、子どもの成長を誰よりも近くで見守る事ができるというメリットがありますよね。
ただ、その反面、お互いの大変さがわかりにくいため、お互いを思いやる気持ちや感謝の気持ちが薄れたりすることが生まれてしまいます。
例えば、よく耳にするフレーズだと思いますが
『家事・育児なんてやって当たり前!』
『家事・育児を全くやってくれない!』
ということです。
どうしても、土俵が違うため不満などがが生まれがちです。
そこは、一呼吸おいて相手への思いやりの心、感謝の心、そして気持ちを伝え合うという努力が大切になってくるかと思います。
そして、もう一つのデメリットが金銭面への不安です。
時間の余裕はあっても、金銭面での余裕は共働きに比べて不安になります。
よっぽど旦那さんが高給であれば良いのですが、一般的なご家庭だとどうしても、旦那さんだけの収入だけでは少なく、節約などのやりくりが必要になってきます。
特に、お子さんが生まれる前までは働いていたという方であれば、なおさら旦那さん一人の給料で3人分を補っていかなければなりません。
そこも、専業主婦のママは旦那さんに対して「お仕事お疲れ様!」と一言付け足して、迎えてあげてください。
また、パパは休みの日などに奥さんに一人の時間を少し取ってもらうなどして、相手を思いあってあげましょう。
専業主婦のママが育児ノイローゼになりやすいケースはそういったご家庭にありがちだそうですよ。
共働きや専業主婦で子供への影響や違いはあるの?
これは、ヨーロッパとカナダの論文であったそうですが、
最初の数年間を1人の親が家で過ごした場合の子供への影響を調べたそうです。
親が家にいた場合の子どもへの影響について、「1年間と6カ月間」、「15カ月間と1年間」ではどう違うか?を調査したそうです。
国の政策で出産・育児休業が何度か延長され、上のような期間の変更があったそうなので、親の選択ではなく、政策の変更が研究に利用されているので結果の信頼度は高いとされていました。
結論としては、育児休業の延長による子どもへの影響は何もなかったそうです。
そして、子どもの学校の成績、成人してからの収入、そのほかにも影響はなかったそうです。
ですから、子供にとっては共働きも専業主婦も影響はないというのが実験結果と出ているそうですね!
まとめ
いかがでしたか。
今回は専業主婦と共働きについてお伝えしてきました。
日本では、1990年代から共働きのご家庭の割合が専業家庭の割合を超えて、今では共働き家庭の割合が大きく上回っているのです。
一昔に比べて、女性が働きやすくなったということもありますが、やはり雇用や収入面での不安を感じることが多いことが理由だそうです。
それでもどちらが良いか?どちらが幸せかと問われると、どちらにもメリット・デメリットがあるということです。
共働きか専業主婦になるかはとても難しい選択になりますが、どちらが良いということではなく、それぞれの家庭環境で変わると思いますので、ご夫婦でしっかり話し合って、家族のベストな在り方を見つけられると良いですね。
コメント