2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」は、その奇抜なデザインが大きな話題を呼び、SNS上では「妖怪っぽい」「パクリ疑惑」などの声も上がっています。本記事では、最新の情報をもとに疑惑の背景を整理し、ファクトを中心に解説します。
ミャクミャクは命輝寺の妖怪のパクリ？
SNSを中心に「ミャクミャクって命輝寺の妖怪そのままじゃない？」といった投稿が拡散されたことにより、「パクリ疑惑」が浮上。
しかし実際には、この“命輝寺の妖怪”というのは存在しておらず、個人がSNSに投稿したファンアートが元ネタとのこと。
その創作イラストは「命の輝き」という万博のテーマにインスパイアされたものであり、ミャクミャクとは関係のないオリジナル作品です。
つまり、ミャクミャクがそれを“パクった”というのは事実はなく、単なる誤解とされています。
ミャクミャクがパクリ？と言われているその他のキャラ3選
ミャクミャクは「命輝寺の妖怪」以外にも、「似ている」とネット上でも話題になっています。
そのキャラクター3つをご紹介します。
妖怪ウォッチ「枝魔目さま」
#ぷにぷにFA #妖怪ウォッチイラスト
— スノー (@snow14256) December 16, 2024
枝魔目さま実装おめでとう🫛✨ pic.twitter.com/9uW9tFFOP0
多数の目が集まったような外見やフォルムがミャクミャクと似ていると注目されました。妖怪的な不気味さも共通点のひとつですね。
水木しげる風の妖怪パロディ
いのちの輝き #Expo2025 pic.twitter.com/ca79w5jFfP
— ドリヤス工場 (@driyasfabrik) August 25, 2020
水木しげる先生の描く妖怪にインスパイアされたファンアートが、ミャクミャクと並べられることも多く見られます。こちらも「不気味だけど愛嬌がある」という点が似ています。
サルバドール・ダリのアート作品
大阪・関西万博のミャクミャク様は
— なぎこの絵世界物語 (@lpwgmudga1000) May 7, 2024
このサルバドール・ダリの作品をパクリ疑惑の話だけど pic.twitter.com/skbWvUQFAT
20世紀を代表するスペイン出身の画家・芸術家サルバドール・ダリの「アート作品に似ている」という声もSNSを中心に話題になっています。
比較されているのは、ダリのシュルレアリスム（超現実主義）作品に見られる“溶けるような形状”や“複数の目が集まったモチーフ”です。
ミャクミャクの流動的なフォルムや色彩が、ダリの幻想的で異形な世界観と重なると感じる人が多いようです。
とはいえ、ミャクミャクは完全オリジナルとされており、ダリ作品の直接的な引用やオマージュの明言はありません。偶然のイメージの重なりが生んだ“アート的類似性”とも言えるでしょう。
このような反応も含めて、ミャクミャクはインパクトが強く、“異形の存在”としてのビジュアルは、多くの人に「妖怪っぽさ」や「不気味さ」、また強烈なインパクトを与えれらことに間違いありません。
今後はそのユニークなデザインが、後世に語り継がれていくことでしょう。
ミャクミャクとは？
「ミャクミャク」は、現在開催されている大阪・関西万博の公式キャラクターで、「水」と「細胞」をモチーフにした独特なデザインが話題のキャラクターです。
赤と青を基調に、ユニークな顔と形を持ち、一度見たら忘れられないインパクトですが、当初は賛否両論を巻き起こしました。
斬新なビジュアルゆえに、「怖い」「不気味」といった声もありました。
ミャクミャクのデザインを手がけたのは、アーティストの山下浩平氏。
約1,800件以上の応募から選ばれ、奇抜ながらもどこか愛嬌のある姿で、次第にファンも増えていきました。
名前の「ミャクミャク」には、“脈々と受け継がれるもの”という意味が込められており、未来への希望や文化の継承をイメージさせています。
ミャクミャクは、人間のような体に水のように流動的な頭部を持ち、状況に応じて姿を変える“変身する生命体”として設定されており、「いのちのつながり」や「進化」「多様性」など、万博の理念が込められています。
また、命の神秘を象徴する存在ともされています。
公式プロフィールによると、「知的好奇心が強く、礼儀正しくておしゃべり好き」という一面も…。
いずれにしても、たくさんの人の記憶に残るキャラクター、2025年の大阪・関西万博の象徴となることは間違いありません。
まとめ
今回は、2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のパクリ疑惑について紹介してきました。
ミャクミャクの「パクリ疑惑」はSNS上で盛り上がったものの、一次創作・公式説明でもパクリではないとされています。
まとめると、以下のようになります。
| 論点 | 結論 |
|---|---|
| パクリ疑惑の根拠 | 命輝寺の妖怪ファンアートが誤認されたもの |
| 公式の立場 | 完全オリジナルのキャラ |
| デザインの評価 | 賛否両論。斬新さと評価される一方、「不気味」と感じる層も |
パクリ疑惑に関しては、明確な根拠はなく、誤解に基づいた噂であることがわかります。
一方で、そのインパクトは確かで、今ではどんどん評価されています。今後も大阪・関西万博を通じて、愛されていくことでしょう。
