皆さんのご家庭は、青魚を好んで食べていますか?
今の私たち日本人は、食の欧米化により肉中心の食生活になってきています。
その反面「魚離れ」が年々急増しています。
肉類や魚類のタンパク源は、体内で作る事ができない「必須脂肪酸」であり、どちらも筋肉や臓器など身体を構成・健康にする効果のある かかせない成分です。
しかし肉類の動物性脂肪をとりすぎてしまうと、血液中の中性脂肪やコレステロールを増やしてしまい、脂質異常症やメタボなど、逆に不健康な身体になってしまいます。
そのため血液がドロドロ状態になり、更に進行が進むと
・心疾患(狭心症・心筋梗塞など)
・脳血管疾患(脳出血・脳梗塞など)
・大腸がん
など、知らないうちに様々な病気にかかりやすくなってしまいます。
そこで今、大注目を浴びているのが『青魚に含まれる油分= EPA(エイコサペンタエン酸)』という成分。
身体を健康にするのはもちろん、血液をサラサラにする効果がありますので、コレステロール値をグッと抑制することができるんです!
「魚は嫌い!」という方が多いのも確かです。
しかし今では”サプリ”などで簡単に摂取できます。
EPAという成分は自分の身体では作ることのできない 絶対に身体に必要な成分です。
これだけではよくわからないかと思いますので、更にどんな効果があるのか 、青魚を食べて健康になる 5つのメリットとして詳しくご紹介していきたいと思います。
青魚のEPA効果はこんなにもスゴイ!健康になる5つのメリット
「青魚を食べると身体に良い」のは、皆さんもご存知だとは思いますが、身体にどのような効果があるのか 詳しく知らないという方もたくさんいらっしゃいます。
まずはじめに言っておきたいことは、青魚に含まれるEPAを摂取するとしないとでは、さまざまな病気や死亡率の差がだんぜん変わってくるということです。
では、私たちの身体に何の効果があるのか…、代表的な5つのメリットを詳しく説明していきます。
1. 血液サラサラ効果で血管年齢が若返り
健康診断でよく指摘される「脂質異常」や「高脂血症」などの「中性脂肪値」が上昇すると、血液中の中性脂肪やコレステロールが必要以上に増え、血液がドロドロ状態になります。
この状態時には、健康診断に「要検査」「再検査」などといった文字が記載されているかと思います。
でもほとんどの方は、そのまま放置していませんか?
放っておいて一番怖いのが、心臓や血管に負担がかかり、やがて動脈硬化、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞脳卒中など様々な怖い病気を引き起こしやすくなってしまうんです。
しかも、ほとんど自覚症状が見られないまま進行していきますので、気付いた時には状態が悪化しているケースが多く見受けられます。
そこでおすすめするのが青魚に含まれるEPA。
1日600㎎の摂取で この中性脂肪値を約20%低下させる効果があり、血液をサラサラ状態に戻し、血管年齢を若返らせてくれるんです。
2. 疲労感が軽減され バテにくく健康な身体に
青魚に含まれるEPAを摂取することにより、血液中の赤血球が柔らかく 形を変えやすくなり、毛細血管の流れがスムーズになります。
それにより、赤血球と一緒に運ばれる酸素の供給が、身体全体にスムーズに流れる事により、疲れにくい バテにくい身体をつくってくれる効果があります。
スポーツをされている方は特に、
・スポーツ貧血の改善
・筋肉痛の緩和・軽減
・心肺機能の向上
などなど、EPA摂取による効果は絶大です。
毎日青魚を食べて、疲れにくい身体をつくってください。
3. EPAはダイエットやメタボにも効果的
ダイエットしたい、メタボを解消したい…という方にも、青魚に含まれるEPAがチョーおすすめです。
EPAを摂取することで、GLP-1(やせるホルモン)が促進されます。
GLP-1が促進されると、胃の中にある食物の消化時間を遅らせる働きをし、少量の食事でも満腹感を得られるようになります。
また、メタボの原因である内臓脂肪を燃焼させ 減少させる効果があります。
逆に、断食や極端な食事制限などの無理なダイエットでは、健康を害する恐れがある他、リバウンドする恐れもあるのは、皆さんはお分かりだと思います。
またこういったダイエット法では 長続きしませんよね。
青魚を食べる習慣をつける事で、自然にダイエット効果に繋がります。
皆さんも是非試してみてはいかがでしょうか?
4. 花粉症・アレルギーを抑制
国民4人に1人の割合で発症している「花粉症」や、「アトピー性皮膚炎」「気管支ぜんそく」など、EPAは様々なアレルギー症状を抑制する効果があるとわかってきました。
これは、花粉症・アレルギーの原因である物質「プロスタグランジン」、鼻づまりやまぶたのかゆみなどを引き起こす物質「ロイコトリエン」などの量を抑制させる効果があり、近年EPAは注目されるようになってきました。
花粉症・アレルギー体質でお悩みの方は、青魚主体の食事療法を試されることをおすすめします。
5. 美肌効果・お肌ダメージを軽減
人間の肌の細胞は、20代の健康な方なら約28日周期で古い細胞ははがれていき、新しい細胞へと入れ替わる、常に新陳代謝を繰り返しています。これを「ターンオーバー」といいます。
これによって肌に出来た傷やシミなど、だんだんと薄くなり、やがて消えてしまいます。
しかし加齢になるにつれ、この周期が徐々に遅れだしてきます。また、疲れやすい・ストレスが溜まっている・充分な睡眠がとれていない・不健康な方も新陳代謝が低下していきます。
こうなると肌が荒れ、ニキビや吹き出物が治りにくくなったりしていきます。その原因としては、血液の流れが悪いと言うことが挙げられています。
青魚に含まれるEPAは 先ほど申しましたように、”血液サラサラ効果”があります。血のめぐりが良くなり、新陳代謝も活発になり、「ターンオーバー」の周期も改善されます。
美肌効果・お肌のダメージを軽減されたい方は、青魚に含まれるEPAがおすすめです!
子供にもEPAは大事!でももう一つ大事な成分 DHAも必要です
マグロ・カツオ・イワシなどの青魚の脂肪には、豊富なEPAやDHA成分が含まれています。
ドロドロな血液をサラサラ効果にしてくれるEPAは、大人にとっては最も大切な成分です。
しかし、子供に関してはEPA成分よりもDHA成分の方がもっと大切なんです。
何故、子供にはDHAなのか?
それは、乳幼児や子供の脳や神経の発達を促進してくれる 効果があり、大変必要な栄養素だからなんです。
1970年代までの食生活は、魚類が主流でした。
「日本人の学力の高さは魚中心の食生活をしているからかも…」というデータが報告され、その後世界中からDHAに注目されるようになりました。
そして、健康な子どもが毎日DHAを摂取するのとしないとでは、脳の発達に大きな差があることが、様々な研究の結果確認されたのです。
また、集中力や心の落ち着きにも効果が出ていることも発表されています。
子供にとっても青魚は、最も大切な食材です。出来る限り食べさせてあげることをおすすめします。
まとめ
青魚に含まれるEPAの効果についてご説明させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
もちろん肉類も身体のエネルギーをつくるのには重要なのですが、魚類もバランスよく摂取することで、身体の健康を維持することができます。
しかしここ近年は、どうしても青魚は口に合わない方の割合が高く見受けられます。
特に子供は、魚臭さや骨などであまりすすんで食べようとしません。
EPAの健康食品やサプリなども出回っておりますので、こういった商品を利用されるのも良いかと思います。
是非これを機会に、青魚を少しづつからでも取り入れる食生活に変えてみてはいかがでしょうか?
ご参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。